相樂 隆正 [さがら たかまさ]化学・物質工学コース 教授
単細胞生物に見る、深くて広大な化学の未踏領域
- なぜ、化学?
- 基礎科学から未来の応用を考えると、化学には無限の未踏領域があります。難しくても試してみたいことが尽きません。
- 具体的には?
- アメーバのような単細胞生物が這い回る。これだけでもパワフルな多数の化学反応が精巧に組み合わさっている。
でも、化学者たちはその再現すら未だできていません。
- 研究は?
- 電気化学スイッチ一つで生物類似の動きを人工系で起こすことに挑戦中。
- 未来は?
- 化学と分子生物学の粋を結集し、未来の人工知能が持つであろう、ミリメートルの手足に相当する「動き」を、化学の力で創出し、制御したい。
- メッセージ
- 勉強も研究も楽しまないと!
そのためには泣きたくなるくらいのHard Workで本物の科学を見極めてほしいと思います。