錯体とは、金属原子を中心に、周囲に配位子が結合した化合物をいいます。
たとえば、血液中に含まれるヘモグロビンは、自然が長い時間をかけてつくりあげた一種の錯体です。
研究では、自分の手でそういった錯体分子をデザインし、合成するのですが、そのとき、自然の中で生み出された機能を模倣したり、そこから多くを学んだりします。
いつかは、自然の機能を超えるものを生み出したいと思っています。