有川康弘 [ありかわ やすひろ]化学・物質工学コース 准教授

自然がつくりあげた偉大なシステムから学ぶことは多い

錯体とは、金属原子を中心に、周囲に配位子が結合した化合物をいいます。

たとえば、血液中に含まれるヘモグロビンは、自然が長い時間をかけてつくりあげた一種の錯体です。

研究では、自分の手でそういった錯体分子をデザインし、合成するのですが、そのとき、自然の中で生み出された機能を模倣したり、そこから多くを学んだりします。

いつかは、自然の機能を超えるものを生み出したいと思っています。

専門分野
錯体化学